STORY







クリスマスまであと10日ほどとなった、ある日。
クリスマスへの期待で盛り上がりつつある街の片隅
‥‥ケンカをしている一団がいる。

そして、そのケンカが終わった後‥‥
ケンカには勝ったものの空しさに襲われ、家に向かって歩きだす祐二。


だがその途中、不意にイラついた祐二は、空き缶を蹴飛ばす。
雪が降り始めた空へと消えていく空き缶。
と‥‥。
数秒後、空から何かが降って――‥‥いや、
墜落してくる。



祐二「あン? 何だ‥‥?」



? 「きゃぁぁぁぁぁああああああああああ!!!」

祐二「おわあっ!?」



(ドカーーーン!!)



祐二「い、いてて‥‥何が‥‥?」






なんとか身体を起こした祐二が、自分に激突したモノへと目を向ける。

祐二「‥‥なんだこれ?」

そこにあった落下物。
それは、ソリ、トナカイ――‥‥
そして、サンタの姿をした女の子だった。

とりあえず、サンタ、トナカイ&ソリを、一人暮らしのマンションへとお持ち帰りする祐二。
部屋の中、未だ目を回したままのサンタ、トナカイを前に「うーん‥‥」と首をひねる。

祐二、サンタのスカートの中をのぞき込んで‥‥


「白‥‥か」


さらに、そのパンツを脱がして‥‥

「見た目は、変なトコは無いな」
「んじゃ問題無し。つーコトで遠慮なく‥‥」



こうして祐二は、気絶したままのサンタをテゴメに。






そして次の日の朝‥‥。
目を覚まし、キョトンとするサンタ。


サンタ「あれ? あれれ? ここどこ? あなたは‥‥」
祐二「俺ぁ、祐二。でもって、ここは俺の部屋だ」
サンタ「どうして私、こんな所に‥‥」


何があったのか、額に指先をあてて考えるサンタ。


サンタ「も、もしかして、私に何か‥した‥‥?」


祐二 「何かって?」

サンタ「それは、その‥‥つまり、なんてゆーの? 男と女の愛の営みっていうか、ほら」
祐二 「“愛の営み”だあ? んなモンしてねーよ」

祐二 「愛の無い営みならやったけどな」


サンタ「へ?」




祐二 「とりあえず中に出させてもらったし。アイサツ代わりだ。とっとけ」
サンタ「な‥‥なななななっ!?」
祐二 「そういやお前、処女だったっけ。ワリィな、ははははは」
サンタ「いやああああ〜〜〜っ!!」




‥‥という出来事から始まる物語。










墜落したサンタ主人公と激突した際
サンタの力の源であり、最も大切なものでもある紋章
主人公の手に移ってしまったから、さあ大変。

結果、サンタは主人公の言うことを聞かざるを得ないワケで。

そして、主人公が紋章返却のために出した条件は‥‥、

「クリスマスまで奴隷になれ」

こうして、「主人公の義妹である」や
「義母の穂波」、そして「トナカイのティカ」が絡んでドタバタな日々が始まる。

果たして、主人公が迎えるのは、どんなクリスマスになるのか‥‥。



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